ご挨拶

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社会福祉法人くわの実福祉会理事長
 尾関 亮三

 月日の流れは早いもので、2012年4月をもちまして入所施設「まゆ」開所10年、通所型施設 「かいこ」5年を迎えることが出来ました。この間、上品野町の皆様、行政、後援会の賛助会員、 利用者の家族等多くの方々のご協力ありがとうございました。「くわの実福祉会」の10年の歴史を 礎にさらに利用者にとってより良い施設づくりを目指していきたいと考えております。
 この10年間障害者に係る法律も措置、支援法、自立支援法と大きく変化しました。 自立支援法は施設で支援して就労あるいはケアホーム等への地域移行が基本方針です。 通所型「かいこ」で5年間就労支援を続けてきましたが、就労出来たのは2名です。 就労支援のみをしている他施設では5年間で20名位と聞いています。障害者の就労は今後共 かなり困難を伴うと考えられます。24年4月より県営住宅を利用して「かいこ」利用者男性4名で ケアホーム「ぱれっと」をスタートしました。これを第一歩として今後利用者の地域移行を どう進めていくかを法人として考えていきます。
 入所型「まゆ」の役割を支援法の中で昼間の訓練場所と夜間の生活の場所を分けることが 求められています。これについて「まゆ」「かいこ」の有機的な連携を図ってゆく必要があります。
 しかし障害者個人の家庭状況の変化でどうしても入所型施設が必要となる人が、今後急速に 増加すると思われます。さらに「かいこ」は24年4月で定員一杯となります。
 今後「くわの実福祉会」の施設が障害者にとって楽しい施設となるよう、又必要な時に 即時対応できるような施設作りを目指していきたいと考えています。
 今後とも「くわの実福祉会」に対して多くの皆さまのご協力宜しくお願いします。
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